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pepetto

ぺぺっと不機嫌

まったくおもしろくない。

夏がきている。全力で逃げたい。

 

季節柄CMを放映するからだとは思うのですが、三ツ矢サイダーのCMが物議を醸しているらしい。

 

吹奏楽経験者からのクレーム、いやご指摘ですか、があったようですね。やれ口が切れるとか歯が折れるとか…。

 

わたしも経験あるけれど、たしかに激痛です。鍛えようもないので何度か涙したことがあります。

 

でもどうなんでしょうこれ。

 

クレームを出したひとの心理ってなんなんでしょう。これを真似するひとが出る、という懸念なんでしょうか。

 

例えば、トランペットを演奏中でなくても背後からどーんは危険じゃないですか。でも日常的にドラマでもCMでも見かける光景だと思います。

 

トランペットを演奏していたひとも「おっとっと…!」という演技をしている。オーバーではあるけれど、とても自然な動きだと思いました。

 

というのも、目線が自然なんです。

普通、驚かされた、という表現ならすぐに友達を見ればいい。ところがリアルな演技として、トランペットの先を目端に捉えているように思います。

 

わたしはそれで十分じゃないかと思うんです。自然な演技をすることで、当たり前に起こりうることを予想させられていると思うんです。

 

意識してそれに気づく必要はありません。人間て不思議なことに、理屈はわからなくても勝手に判断できているものです。

 

仮にそれが全く出来ていなかったとしても、謝罪はしても放送中止にする必要はないと思います。

 

真似をするひとがでるかもしれない、というのはTV内すべてにおいて言えることだし、する、しないは自己判断。

していい、わるいも自己判断です。

 

吹奏楽をやっているひとがとる行動としては、クレームを出すのではなく、SNSなどで「真似しないでくださいね~」と自分の周りの人に教えてあげるくらいで大丈夫だと思います。

 

知っているひとはやらないし、知らないひとも別に真似はしません。

 

これに限らず、真似したらどうするんだ!って方、たまにいらっしゃいますけど、大人が真似したなら自業自得です。子供が真似したなら親の目の不行き届きです。

 

放映した側には責任はありません。

 

いい加減、与えられるものをすべて鵜呑みにしたがるのやめませんか。娯楽を見ながらでも頭は働かせてください。プログラム指示をただ受けて活動するだけのロボットじゃないんだから。

 

すべて正しいものなんてないですよ。

 

自分に入ってくる情報は、自分で考えて処理するんです。そうじゃなかったらTVで流せる娯楽がなくなっちゃうじゃないですか。

 

じゃあなんでも流していいことになるって思ったひと。問題がすり替わってしまっているので、気をつけてください。たぶん周りの数人に、あのひと結局違うところを話すのよね~と面倒がられている可能性高いです。

 

何でもはだめです。時間帯によって視聴者のターゲットが変わりますから、それに合わせて放送禁止レベルは変わります。

 

詳しくは知りませんが、尊厳を考えてご遺体や生死の瞬間、また視聴によって気分を害すものなどは基本的にNGになっていると思います。それのどれにも例外と賛否はあります。

わたしはあのCMが放送中止になったことに賛同者が多いことがちょっと怖いです。

そこまでのことではないと考えたから。

 

自分がおかしいのか。

 

でも少なくともわたしは、見てしまったことに対しては自分で選んでいきたい。取捨選択の自由を奪われるのはいやです。

 

このままこういったことが続けば、企業はそういうチャレンジングなCMやデザインを自粛します。

 

面白いもの、すてきなものに出会えたかもしれないのに、そもそもわたしの目には触れなくなってしまう。

 

トラウマになるほど悲惨なものではなかったし、そのCMが嫌いだからもう一生サイダー飲まない!ってひとも少ないと思います。

 

かつて頑張って獲得した思想発言の自由だったのに、現代では自ら規制されたがっている。

 

トラウマもんでも、得た知識は損ではない、とわたしは思いのだけど…。

 

この国もいつか、こういうことが積み重なって、国に苦言を呈せなくなる日がくるのかもしれませんね。

 

できれば、わたしの死後であってくれと望むばかりです。