pepetto

ぺぺっと不機嫌

3人のフリーター

ここ数ヶ月で女子中学生のような体験をした。非常に楽しく大人げなかったことをまずは反省しようと思う。

あまりよくないことをした、とは思う。もし事の発端へ戻れるのなら……、いやたぶん同じことをしたかな。

順を追って説明したい。長くなるし、最低な話だから読むのは自己責任だし、それに対するどんな意見も受け付けていない。わたしは吐き出したいだけで、賛否を募っていない。

じゃあはじめよう。

まず登場人物。第一にわたしだ。
ブラック会社にそれなりの意趣返しをして退職し、とりあえず始めたバイトが楽しくて困っているフリーター。

次に対立した同い年のレディだが、名前はそうだな……、びっちにしよう。かわいらしくひらがなで「びっち」だ。
銀髪うさぎメイクのかまってちゃん。店長と不倫していた。のちに裏垢女子と特定される。フリーター。

そしてシャチ。実名は出せないのでそう呼ぶけれど、決して外見や性格がシャチに似ているわけではない。どちらかといえば、大きな耳が垂れたうさぎに似ている。
わたしとびっちの間に挟まれる(挟んだつもりは毛頭ない)善良なフレンズ。びっちのことは小学生のころから知っているらしいが、親友だと思っているわけではない。

そのほか、以下の方々がご出演なさる。

猫先輩
バイト先の先輩。びっちから何故か絶大な信頼を得ていて、情報を引っ張り出してくれた。

おくにさん
バイト先の主婦さん。わたしのことを好意的に見てくれている。


びっちとの出会いは半年前。バイト先で初めて会ったのが彼女だった。第一印象は「苦手なタイプ」。端的に表すなら学級委員長がわたしなら、馬鹿だけど教師に可愛がられるギャルがびっちって感じ。

偏見といわれればそうだが、経験上そういうタイプの人とは仲良くなれない。価値観がちがう。波長ならその場しのぎにチューニングできるけど価値観は無理だ。譲歩したところでストレスが蓄積されるだけ。

価値観の相違は離婚原因のトップ3にはいるに違いない。それくらい重要ってこと。

で、まあ教育係になった。びっちがわたしの。仕事の話は割愛するけど、間違ったことを教えられたけどそれをびっちにいうわけにもいかなくて多めに謝罪の言葉を口にするハメになったとだけ言っておく。

「同い年だし仲良くしましょうね」といってきたのはびっちだった。曖昧な返事を心がけた。現実を巻き戻して再生できるなら観て欲しいくらいだ。はじめから仲良くするつもりもしたいとも思っていなかったんだ。

なぜかと言われると困るけど、ぶりっ子が苦手なんだ。遡ればそんな記事書いたことある気がするけど、感心はするけどどうにも合わない。利用価値で応対を変えるところが現金で苦手なんだ。とにかく店長にぶりっ子だった。なんでかってのはびっちの登場人物紹介で書いたよね、そういうこと。バレバレだったよ。

そこでまあまず、わたしは純粋に苦手だと思いながら表面上都合のいい後輩をやっていた。周りの人がびっちについて不平不満を口にすることもなかったし、なによりびっちが大親友としてシャチを紹介してきた。

初対面からシャチはいい人で、仕事がびっちよりきちんとしてた。すぐにびっちよりもわたしの中での好感度は高くなった。びっちと相対的にみたんじゃないかって自問自答したけど、そんなことなかったよ。

でもびっちと大親友っていうからちょっと注意してたんだ。類友って本当にそうだと思うから、びっちと価値観が同じなら無理だなって。

でもどうやらびっちと同じ雰囲気はなかった。だから遠慮なく関係を築こうと思った。そんなに深く考えなかったと思う。

はじめは誰と話すにも教育係であるびっちが間に入って緩衝材だった。人見知りだったから助かったけど、びっちはとにかく自分の恋愛とコスプレの話ばかりで正直うんざりだった。仕事中携帯を構うのもいただけないしね。

結局わたしはびっちと仲良くするために好みの話を振ったり聞き手に徹するのを3ヶ月ちょっとがんばってやめた。嫌われても問題ないのになんでこんなに頑張るんだってバカバカしくなった。

そのぶんシャチにサプライズして驚く顔を見る方がワクワクしたし楽しかったんだ。

ぱたりと都合のいい後輩の任を投げたのにはきっかけがある。先輩の送別会があったんだ。
送別会はまあうんいろいろ思うところはあったけど、恙無く終わった。その後だ。

大人ならわかると思うけど、終電がなくなった。飲み会場はわたしの家から徒歩2分。びっちがなにを言い出したと思う?聡い人なら話の流れでわかるよね、その通り。二次会はわたしの家で、っていうんだ。

断ればいいって?断った結果をこれから書くよ。いいかい、断った結果、わたし以外はカラオケに行って、わたしは家の掃除をした。どういうことかって?家が散らかってるって断ったんだ。無論断る常套句だ。本当に散らかってたけど、散らかってなくてもそう言ったと思うね。

わたしが家の掃除を深夜ひとりで余儀なくされていたとき、カラオケで気分よく自分の歌声を披露したびっちはわたしの家で納豆味噌汁とサラダを食べて、ゴミと付属のポン酢を置きっぱなしにして帰った。
わたしはその日はとても朝が早くて眠かったんだけど、客を家に迎えて家主が寝るわけにもいかなくてね。

仲のいい友人なら放って寝たかもしれないけど、なにせびっちだ。彼女はわたしがいう言葉ひとつも聞かない。「本棚は見ないでほしい」って言ったのに「なんで?こんな本読んでるんだって思うだけだよ」ってさ。だからそれが嫌なんだよバカが。
ああごめん口が滑った。違うね、手が滑った。

わたしを知ってる人には常識なんだけど、iPodの中身と本棚の本を見られるのがとても嫌なんだ。恥じ入るものはひとつもないけど、とにかく不愉快なんだ。スマホを見られた方がマシだ。

だから絶対に寝れなかった。びっちが寝るまでは。まあだからオールさせられたんだけど。

ここで苦手から軽蔑と嫌悪感を伴う嫌いになった。たったこれだけでって思うかもしれないけど、全部は書ききれないんだ。つまりそれまでにも耐えることがいくつもあったってこと。

こいつまじで嫌い、と思いながらバイト先ではそれを隠してた。だってシャチに「君の親友のこういうところまじで嫌いなんだけど君とは仲良くしたいんだ」って言うのは気が引けたし、自分が大好きな友達のこと悪く言うやつと仲良くしようとは思わないだろうし。

そこへきておくにさんにお茶に誘われたんだ。バイト先の主婦に呼ばれるってどういうことかわかる?なんらかの派閥争いの一端に声が掛かるってこと。

まあそこは全然問題なかった。激しく同意見だったから、おくにさんに同意見を示すだけでなんの負担にもならなかった。ひたすらに面白かったね。

そこでおくにさんに言われたんだ。言い難いけどびっちのことが嫌いなんだって。わたしがシャチに抱いていた感情と同じそれでおくにさんはわたしをみてた。

はっきり言った。仲良くない、友達じゃない、わたしも嫌いなんだって。どこがどう嫌いで、どういう考えでわたしが彼女を嫌うに至ったかまで話したさ。3時間ちょっとかな、おいしいパフェをつつきながら話が盛り上がる燃え上がる。

ふたりとも誰にも言えなかったからスッキリしたんだ。同士がいるとわかれば加速する。そういうもんさ。己で留めておいた方がびっちのためにはよかったけど、なぜわたしがびっちのためにより良い方を選ばなきゃいけないんだって話。

要はわたしはまだまだクソガキだったわけだ。そんな自分も嫌いじゃないけどね。

そこからは本当にローリング・ストーンだった。ていうか転がる雪玉だった。転がりながら周りの雪を吸収して大きな玉になっていくように、加速だけならまだしも猫先輩までも巻き込んだ。猫先輩もびっちに思うところあって、概ねわたしたちの意見に賛同的だった。

3人はたびたびびっちについて話した。そこで思うことは3人一緒だった。

「シャチはびっちをどう思ってるんだ」?

聞けば聞くほど不思議なんだ。家に帰らないで友達の家に泊まり込んだり、ネットで知り合った人の家に行ってヤッたり、店長(妻子持ち)と不倫したり、出張とかいってついでにヤッてたり、わたしを平気で2時間待たせたり、一緒にご飯食べる約束をしていたのにわたしたちを待たせてラーメン食べてきたり、仕事が適当だったり……etc.

そんなびっちと親友だっていうんだ。あんないい子が。3人はいろいろ考えたさ。同じようにビッチなのか、価値観が一緒なのかって。そうは見えなかったし、もしそうなら愕然としただろうけど。
弱みでも握られてるのか?とかね。

わたしは最悪、友達を必要としない。もちろんいたら嬉しいし、楽しいや美味しいを分け合いたいと思うけど、我慢を強いたり強いられたりするような関係は惰性でも続けたくなかった。

だからもし、シャチがびっちと同類で、いずれ嫌悪感を抱くようなことがあるなら割り切っておこうと考えていた。そのためにもスパッと訊いておこうと思ったんだ。あとはまあ、シャチに嘘をついてるような気分もあって罪悪感があったのもある。実は君の親友嫌いなんだって白状してラクになりたかった。

これから遊ぶ時にシャチを誘うけど、できればびっちは連れてきて欲しくないんだってわかって欲しかった。

結果的にいえばびっちはシャチの「自称大親友」だった。そういえばシャチの口から親友だとは聞いたことがなかったのに気づいた時には笑ったね。

そこでびっちが思ったより頭のネジがゆるいビッチだったことをより詳細にきいた。他人の話でその人の為人を判定するのは如何なものかって?おいおい甘えるなよ、よく言うだろ?日頃の行いだ。

日頃の行いからしてやっぱりねっていう人は大概そうなんだ。もう大人だからね、経験がものをいう。外れたことないんだ。もし外れてたら謝るよ。君は例外だったって。

ところがびっちの裏垢を見つけてね、フォローしたんだ。そしたらまあ、聞いた話に違わなかった。まあなんだ、これでまたわたしの経験からくる判断に拍車がかかっちゃったわけ。もう外れて赤っ恥かくまでは突き進んでみようかと思う。

で、まあわたしが言ったんだ。シャチに。

類は友を呼ぶというけど、それは違う。友が類になるんだ。ずっと一緒にいると麻痺してくる。自分の普通のラインが友達の普通に寄っていく。少なからず影響は受ける。
自分が正しい価値観かどうかはこの際どうでもいいんだ。誰と付き合うか選ぶ権利はみんなにあって、時給も出ないプライベートで我慢をする必要がどこにあるんだ?

とまあこんなようなことを言った。わたしは上記のとおりに生きてきた。ひとりになるのが怖いなんて、幼稚園の雷の夜くらいにしか考えたことがなかったから、自分がおかしいのかもしれないって思いながら友達だなんて変じゃないかって。

結果的にシャチは関係を考え直して、不満をびっちにぶつけた。それでびっちがシャチの不快だと思うこと(例えばセフレがいることとか、会計時の端数を払わせてきて返済しないとか、自分がダンスの練習をするためのビデオ係と音楽の再生係をさせられるとか)を改善してくれたらそれでいいと思うし、改善されないなら距離を置いたらいい。

結果、現在連絡をスルーしている状態らしい。つまりびっちは自分は間違っていないと思っている。だからシャチに考え直せと。

わたしは交友関係に正しいとか正しくないとかどうでもいいと考えている。ただ互いに嫌だと思ったら言うし、言われて嫌な思いをさせたくないなと思えば改善したい。どうしても譲れなければそれを伝えて、互いに譲歩し合う。それが嫌でないひとと、関係を築く。

びっちは自覚があるのかないのか、とにかくシャチを都合のいいひとだと思っているようだった。
寂しい時、暇な時に遊んでくれるひと。でも自分が恋に忙しい時は放っておくんだ。

それで結局「大親友」に距離をおかれたわけだけど、そこでのびっちの言い分はこうだ。

「割と本気で嫌いになったしああそういう人だったんだなってがっかり、気持ち悪い、人から奪って楽しい?嬉しい?わざわざブロ解して遠ざける作業お疲れ様でした!!!!!!!あからさまに画像とか上げるとこ大っ嫌いです!友達だと思ってた私が馬鹿でした☺️!!」

こちらツイートの全文コピーだ。

大変だ、がっかりされた。よく知りもしない人に勝手に友達にされて勝手に思ってた人物像と違くてがっかりされた。まあよくあること。

ブロ解ってのはたぶん唯一繋がってたInstagramをわたしがブロックして解除したことについての発言だと思うんだけど、これちょっと聞いてほしいんだ。

ごめんね、もう随分長く話してるよね。でもきいてほしい。

わたしはびっちの共有の知り合いとInstagramでまず相互フォロー状態になった。そこからびっちはなんも前触れもなく勝手にフォローしてきたんだ。わたしのInstagramは鍵垢ではないし、フォローするのは自由だ。だけどわたしがその状態を解除したいと思うのも自由じゃない?

ブロックしたままにしなかったのはなぜかって?見られて困るものはないから。でも彼女のタイムラインに流れるのは嫌だった。この気持ちだれにもわからない?たぶん世界には何人かいると思うんだけど。ただ彼女がわたしをフォローしてる状態を解除したかっただけなんだ。

お疲れ様ってほど大変じゃなかったよ。右手の親指で事足りたし。

あからさまに画像上げるってのがなんのことかわからないんだけど、たしかに匂わせポストをしたことがある。1度だけね。

びっちにバレないように猫先輩とシャチとわたしでわたしの家で遊んだことがあって、そこで同じ写真をそれぞれが撮ってそれぞれのアカウントでポストしたんだ。

びっちのタイムラインには同時期に似たような写真が3枚流れたことになる。それについて性格が悪いっていうのは納得だ。たしかにそう思う。

でもそれ以外は本当に、1ミリも脳内にびっちはいなかった。どの写真も普通に投稿してるだけだ。自惚れないでほしい。そこまでの興味はない。

それで、ここから最後の本題。

「人から奪って」。おそらく自分の大親友が自分から離れたことを言ってるんだろうけれど、これが気に食わない。ひとは奪えない。それぞれに心があって、それを自由自在にできないからだ。そしてわたしはそれを尊重している。

わたしの発言がきっかけになったかもしれない。だから?それでなに?シャチを自分の意志のない人形かなにかだと思ってないか?ものじゃないんだ。

シャチはシャチが自分で判断してそうした。わたしが言ったからだなんてそんな自惚れたことは言えない。わたしに人を操る能力などない。

わたしはただ単に、嫌いな人間と距離を置き、好きな人間と関係を築き、思ったことを言った。それだけ。

奪われたというけれど、じゃあシャチからのLINEは読んだ?なんて書いてあった?びっちに対して鬱憤があった。だからびっちから離れたとは考えない?

大親友が離れたのはたった半年前に出会ったわたしが唆したからなの?シャチのことをそんなことで言いなりになっちゃうようなひとだと考えてるんだよね?
なぜ引き止めないの?なぜ嫌な思いをさせ続けたことが原因だと考えないの?

ひとはものじゃない。操れないし、個人がある。譲れるところと譲れないところを譲歩し、尊重する。
ひとには気持ちがある。一緒に遊びたいとか、誰かに恥じることなく紹介してもらえる友人でありたいし、あろうと思う。

そして欲をいえばいい影響を与え合いたい。知らない世界を教え合いたい。

そう思って、自分を正したことある?

とまあこうしてわたしは、女子中学生のように友人を奪った(らしい)。いちばんにわたしが憤慨したところは、わたしが仲良くなりたいと思ったひとのことを「都合のいいもの」と無自覚に認識し、自分のものだと考えているところだ。

わたしはだれのことも束縛したくないし、されたくもない。束縛を申し出る時は、嫌わてもいいからその人のためになると思った時だ。

結果的にびっちを孤独にしてしまったことは申し訳ないけれど、冒頭にも書いた通りだ。もしはじめからやり直せても同じことをすると思う。

それにどうやらもう、シャチから距離を置かれていることはそんなに気にしていないようだ。

ツイートを見る限り、セフレの恋人になるために全身脱毛とダイエットで忙しいらしいから。


ああ、とことん悪影響な記事を書いてしまったよね。改めなくちゃ。まずはそう、ビッチを禁句にするところからかな。